ロシアのキッチンツール事情
日本は、日本食の奥深さを象徴するかのように包丁(ナイフ)の種類が豊富ですね。
刺身用、野菜用、出刃包丁などなど。ロシアではどのような包丁が使われると思いますか?
ロシアでは、果物ナイフのような短めの包丁しか使いません。肉を切る時も鋭いサバイバルナイフのようなものを
使いますし、サラダやスープに使う野菜も、小さなまな板の上で細かくみじん切りにしていきます。
ロシア料理とは主にフランス料理を根元としており、コース料理のようにスープ、サラダ、メイン、デザートの流れで作られます。とくに寒さの厳しいロシアでは、スープ文化が成長し、夏用スープや冬用スープなど種類も豊富で美味しいです。みなさんお馴染みのボルシチも。
そのため何でも煮込む料理になるため具材の形にこだわりはありません。小さいほうがスープに馴染むと思われているのか、キュービック型が主流です。
ちなみに日本では使われないツールとして、チーズ削りのおろし金があります。
このおろし金で人参や大根、ビーツを削りサラダにするご家庭も多いです。大活躍なツールですね。