ロシア人にとっての侘び寂び。
ロシア人は仏教が好き。もちろんロシア人はロシア正教会が主流ですが、他宗教のなかでも
少し芸術的要素を感じているようです。その理由に、禅に関わる催しや仏教関係の展覧会などロシア国内で人気があります。また日本語が書かれたお箸やお皿などもインテリアショップでよく見かけます。みじかなところに日本食レストランが至る所に存在し、寿司はロシア人の家庭食でもあります。
ちなみに日本語は「漢字」のイメージが定着しているので、中国と日本はごっちゃになっている気がします。
きっと親日家と言われてもおかしくないでしょうね。宗教の面からみると、ロシアは他宗教に寛大です。
なぜならば、ソヴィエト時代はアゼルバイジャンやタジキスタンなどのイスラム教も入っていたし、今現在も出稼ぎのイスラム圏の人びとがたくさん働いています。東西に広いロシアはヨーロッパ圏のキリスト教とアジア圏の仏教どちらにも寛大でなければ、国をまとめることは難しいでしょう。
正教会も慈悲深い宗教なので、他人が施しを求めていたら躊躇なく与えるという教えがあります。教会へ足繁く通う人もいれば、通う人が自分の分も祈ってくれるだろうと考える人もいます。なんとものんびりした宗教観なのです。