防寒具にもいろいろあります。
ロシアの冬衣装といえば毛皮のコート。ロシアン帽は有名な冬のイメージですよね。
毛皮のコートはロシア語でМехавая шуба といいます。専門店があるほどロシアでは人気があります。
毛皮は様々な動物の毛から作られており、見た目、防寒性、防水性など様々な特徴から価格も様々です。毛皮の一番高価なものはшубаと言われるもので、ビーバー、ウサギ、イタチやテンなどを使った毛皮のコートです。主に北のほうの動物で防水に優れているものは高価な毛皮として取引されています。ふわふわした毛皮の美しさや柔らかさが特徴です。デメリットは高価ということ。次にデュブリョンカ(дюбленка)。素材は羊の毛で、内側が毛、外側は皮部分になっています。毛皮のコートと同じぐらいしっかりした暖かさがあるものです。デメリットは重みこと。ずしっとした重さがあり、着るときは誰かに手伝ってもらったほうが楽です。
その次にダウンコート(пуховик)です。暖かく軽く汚れにも強いですね。デメリットは特にないような気がします。ロシアでは主に中国産ダウンコートが出回っており、価格が安価で種類も豊富です。防寒としては少し劣ります。
このように防寒具にもグレードがありますが、ロシアの氷点下の寒さでもお財布具合により防寒具も変わってきます。ちなみに私はデュブリョンカを愛用していました。マイナス23度まで経験したことがありますが、特に寒さは気になりませんでした。優秀な防寒具のおかげで冬のロシアも楽しめて、感謝感謝です。